準備編1 小学校受験の現実

我が家の感想・・・かなり厳しい毎日です。でも楽しかったです。

小学校受験を目指そうと思っていらっしゃる方は

いろいろ疑問を持っていらっしゃるかと思います。

合格されたご家庭はどのくらいやっていたのかな?

一日何時間?

プリント何枚?

塾には通うのかな?

問題集を買ってやっていれば大丈夫かな?

などなど、わからないことだらけです。

あまりオープンになっていない世界なので、良くわからないのです。

我が家もそうでした。

とりあえず塾には通いましたが、

毎回の小テストで80点や90点を取っていたので、

「こんなもんなのかな」と思いつつ、

「やっぱり100点取らなきゃいけないよね」

と思ってみたり・・・。

まずもって他のご家庭がどれくらいやっているのかがわからない。

すごくやっているのだろうか?

うちとおんなじ?

いや、うちはやっている方じゃないかな?

などとお気楽なことを考えてしまいます。

みなさん当然、

「うちの子は全然勉強しないのよ」

とおっしゃいます。

結論を申し上げます。

みなさん目茶苦茶やっています。

もちろん年少から。

もっと早くから取り組まれる方もおられます。

まずそれをお知りおき下さい。

もちろん飛ばしすぎて、

お子さんを潰してしまっては元も子もありません。

ですからそこはご両親の手腕にかかっています。

我が家のやり方は別の記事で紹介させていただきますが、

お子さんをやる気にさせて、勉強を楽しませて、

うまく伸ばして、自信を持たせる

それが保護者の仕事です。

言うは易し、行うは難しですが。

スピード感は・・・

言葉は悪いですが、わかりやすさを優先して、

「ぶっ飛ばす」と思って下さい。

小学校受験を終えたお子さんは、大人顔負けの知識を持っています。

多分難関小学校の問題の一部は大人でも解けないでしょう。

それを簡単に短い時間で解いてしまう子どもになると思って下さい。

倍率が低い小学校でも、

それが難関校と呼ばれている学校であれば同様です。

1倍を下回っているなら話は別ですが、

1倍ちょっとだから

「ほとんど受かるよね」

などと決して侮らないで下さい。

高いレベルのお子さん同士のみで競うので倍率が下がっているだけです。

塾のクラスで違う志望校に変更される方はもちろん

受験自体をやめられる方も多くおられます。

難易度の高い小学校は

とりあえずダメ元で受けてみて合格するというものではないのです。

そして、仮に合格できたとしても、

できる生徒の集団の中で、学校の授業についていくのは至難の技です。

難関小学校入学の上位層は既に中学受験に向かう準備ができています。

リレーでトップスピードのままバトンを受け取りそのまま走り抜けていくイメージです。

別記事で「上位合格の必要性」もあげますので、宜しければご覧下さい。

話を戻します。

我が家の例で申し上げますと、

年少時代、平日0時間/日、休日2時間/日

年中時代、平日3時間/日、休日6時間/日

年長時代、平日4時間/日、休日8時間/日

くらいでしょうか。

この中に塾でのお勉強は入っていますが、

日常会話で知識のシャワーを浴びせていた時間は除いています。

日常会話の知識の時間を合わせると、朝から晩までずっとになってしまいます。

ここまでやって「自己紹介」に書いた偏差値です。

そこまでやらなくても受かったのではないかとも思います。

が、ここまでやって思ったことは、

「うちの子がわからない問題は他のお子さんもわからないだろうな」

ということです。

そして、

「ここまでやって不合格なら、残念ではあるけど後悔はないな」

ということです。

それは子どもにも同様のことを伝えていました。

「〇〇がわからない問題はお友達もわからないから」

「これで合格しなくても、自信をもって別の小学校に行けるよ」

ということです。

小学校受験はとても厳しいものです。

親はいいです、大人ですから。

でも子どもは本当に良くがんばります。

ご両親の喜んでくれる笑顔が見たい一心で、とても健気に取り組むのです。

受験を終えて、泣いている子どもの顔は見たくはないです。

だから、大人ができることは全部して、

子どもが少しでも受験を楽しめるように一緒に走ってあげて下さい。

そして受験を終えて、

「あの時期は大変だったけど楽しかったな」と振り返って頂きたいです。

実はこの「楽しかったな」というのは小学校受験あるあるなんです。